トップページへ戻ります。
電気工事会社の救援活動

このたび、東北地方太平洋沖地震におきまして、犠牲になられた方々
のご冥福をお祈り申し上げます。また、被災に遭われました皆様には、 
心より御見舞い申し上げるとともに1日も早い復興をお祈り申し上げます。



 神奈川県電気工事工業組合相模原地区本部 大野則夫副本部長、青年部長他6人
は大震災で被災した相模原市の交流都市・岩手県大船渡市を支援しようと、会社のユニック車、トラック、キャラバンに大型発電機、電線などの電気工事用道具と、石油ドラム缶6本、軽油ドラム缶6本、業務用大型ストーブ8台、米400kg、
毛布90枚、味噌、醤油、オムツなど積み込み、16日、17日大船渡に入りました。
 大船渡は市役所が海岸から3kmに位置し、津波がそこまで押し寄せてストップし、
完全には行政マヒに陥ってはいないものの、市内60ヵ所の避難所は電気が停まり、
ガソリンが不足し、市職員が避難所を回ることもままならい有様だったとのことです。
 大野則夫副本部長らは積荷の救援物資をひもじさと寒さに震える被災者に渡し、休む間もなく電気の復旧工事に入りました。
 復旧工事は東北電力の外線工事が施工されない為、市が用意していた小型の非常用発電機6台をトラックに同乗した市職員の案内で避難所6ヶ所に運び、電線を接続し
暗闇に小さな灯りを点け、最後の復旧工事避難所は診療所でした。
 室内でも氷点下の板の間に用意してきた寝袋で仮眠し、手持ちの握り飯で小腹を満たし、凍える手で作業にあたり、運んできた大型発電機を残して、18日雪が降りしきり
路面に段差がある東北自動車道を必死の思いで相模原へと車を走らせました。
 相模原市と大船渡市とが宇宙開発関連施設が存在するということで姉妹都市にあり
大船渡を救援した素早い善意の活動に感動し、敬意を表します。


このページのトップへ      HOME